Button History

~19th Century

1500から1600年代の豪華絢爛で大味なバロックの宮廷では、余りその存在を主張する事ができなかったボタンも、1700年代になると、特に男性用ボタンは、工芸品としてのその歴史上の黄金期をむかえた。 ボタン製造職人のギルドも多数存在するようになる。ステイタスシンボルとして、ロココ時代を繊細かつ優雅に彩ったのは、インタリオ(彫り)やインレイ (象嵌)を施した真珠貝や象牙のボタン、ペインティングやアンダーガラス、あるいはミクロモザイクや 洗練されたビーズや刺繍テクニックなどで飾られたボタンであった。

一方では、イングランドのバーミンガムにおいてメタルボタンの技術が開発され、 特にミリタリーボタンの需要によって大きく発展していく。ここで発達した『圧縮』の技法により、 他の素材にもより高度な加工が加えられるようになった。また時代が進むにつれ、 セーブルやウェジウッドのなどの磁器、カットスティール、 ダイアモンドのイミテイションとしてのストラス等の新しい素材も次々と取り入れられている。

1800年代となり、政治や産業革命による社会日常生活の変化のなかから、 市民階級の実用的な服にも、布、飾り紐、メタル等のボタンが広く一般的に大量に用いられるようになった。

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