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~19th Century

しかし、色としては黒が中心であり、特に1861年からの、イギリスのヴィクトリア女王の服喪の後には、 他のヨーロッパ諸国でもボタンを含め宝飾品まで黒の大流行となり、ボタンにあってもグリザイユを用いたり、 オニキス、ジェット、(ガラスの粉をプレスした)ブラックガラス、黒檀、漆なども用いられた。

また、ヴィクトリア朝のロマンティックな好みを反映し、主に肖像画が多かったリトグラフのボタンや、花やハート、エンジェル、 キューピッド、当時のイラストレーター、ケイト・グリーナウェイKate Greenaway風の子供の情景などを扱ったピクチャーボタンと呼ばれる具象的な主題のボタンが全盛期をむかえた。

1840年頃からはガラスボタンが、ドイツやチェコスロバキアなどで工場生産品として広く製造されるようになった。 又、象牙、翡翠、べっ甲や高品質な真珠貝と言った異国の素材や、スーヴェニール的なボタンもこの世紀を通じて大きな需要があった。日本からは薩摩焼きのボタンなども輸出され人気を博し外貨を稼いだ。

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薩摩焼きのボタン

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