Button Material

Plastics

ルーサイト

石油系のアクリル樹脂のこと。透明で透光性が高いところから、光の石という意味で呼ばれた、いわば美称である。プレクシグラスとも呼ばれる。第二次世界大戦中に戦闘機の風防用に割れないガラスとして開発され、戦後残った資材がアクセサリとして流用されたという話もある。裏から彫り込みをほどこし彩色するなどして、1950年代位までは広く愛されたアクセサリー素材であリ、ボタンもかなり作られた。

アクセサリ材料として透明素材は、それまで水晶やガラスしか存在しなかったわけであり、この新しい素材のカットや彩色の技術にも、それらの加工技術がそのまま生かされた。重量感のあるモダンな大型ボタンから、小さく可憐なボタンまで様々に異なった表情をだせる素材である。

割れないガラスの輝きがあり、時間の経過とともに黄変することもなく耐久性のあるアクリルであるが、固いがゆえにより加工性に優れ、より安価な透明プラスティックが開発されていくにしたがい、アクセサリーやボタンとしては利用されることはなくなっていった。

手にもつとガラスよりは軽いが、その他の透明プラスティックとは異なる持ち重りがして、カットがするどく独特の硬質な魅力を感じる事ができる。

身の回り用品や模倣品生産であったプラスティック産業は、戦争によってその役割が大きく変化し、多種多用な可能性が花開き、そして戦後の大量生産大量消費のプラスティックの時代をもたらしていくこととなる

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