ME Japonisme, Chinoiserie and Chinese metal

1800年代後半からのジャポニスムの影響は、ボタンにも多彩な主題を見つけることができる。「アイリス」や「マダム・バタフライ」以来のステレオタイプの人物から動植物、風景まで。なんとなくオリエンタルでエキゾティックというだけで、判別不能な風景やシノワズリとの混交、ヨーロッパが想像した漢字などのファンタジーもある。

メタルでは、Ginbari、Shakudo やShibuichi といった江戸末期からの日本の輸出品も愛でられ、ボタンもその多くは現在海外コレクターの手にあるものが多い。

清朝末期の中国服には欧米からの影響も見られたが、最後から数えて5から2け目まで4けの小メタルボタンはこの時代の伝統的なおめでたいチャイニーズモティーフ。服ではない装飾品のパーツであったかもしれない。最後は、清朝末の中国製のシルバーボタンでドラゴンモティーフ。