N.P. V.I. Small sizes

これらのボタンは、サイズだけから見ると、平均1cmで主に男性ズボン用であったと考えられるが、かなり凝った彫りや加飾が施されたボタンも多く、ウエストコートに使用されたボタンも含まれると考える。

このページ最後のボタンのように、シャンクとディスクを一本のワイアーで固定するだけのタイプは、実用ボタンとして下着などにエラスティック素材もない時代の万能の留め具として需要は膨大であった。(当時の安価な素材、ヴェジタブルアイヴォリーだけではなく、ボーンやセラミックなどこのタイプのボタンは大量に見られる。)

上から見ると穴はひとつだが、実際の縫い付け穴は2けというホイッスルタイプのボタンにも注目。最後のボタンの前6個。