SH Small sizes

小サイズのシェルボタンには実用品のイメージがあるが、直径5mm前後で実用とは考えられない、また装飾的に凝ったボタンもかなり存在する。彫りや、ウッドやメタルやセルロイドなどの異素材使用ボタンも数が多い。

最後、ほぼ球形のシェル素材のみの丸彫ボタンは、小さいとはいえ現代では望めないボタン。ホイッスルと呼ばれる、縫い付け穴が複数で上からの穴はイッケというタイプが流行した時代もあり、そのタイプのボタンはヴェジタブルアイボリーやセラミックなどの実用ボタンの小サイズに多くみられる。バックルタイプの小ボタンもある。

ジップのない時代、人々の服の脱ぎ着はよりゆったりしていたのであろう!し、開閉目的がほぼない装飾的なボタンの扱いも多かったのではと思われる。