ME Victorian Picture

1850年からのイギリスヴィクトリア朝、経済社会文化の変化により中産階級からの要求でわかりやすい主題のあるボタン需要が一気に拡大した。メタルボタンは型から複数製造され、その型自体の複製もなされるので時代特定はなかなか難しい。

最初のボタン、イギリス家具の脚などでも見られるclaw and ballという典型的なヴィクトリアンモティーフだが、そこにオリエントのドラゴンの影響をみる人もいる。

ヴィクトリア朝の主題は、動植物(特に鳥と手紙)・人物(特に手)・物語童話寓話神話(特にキューピット)・月星・風景建築物と多岐にわたる。ジャックと豆の木/赤ずきんちゃん/ノートルダム・ド・パリなどの物語が見て取れる。22、23、24番目。

最後のボタン、台はウッドであるが、メタルの主題はラッキーアイテムの7つ釘の蹄鉄に鳥モティーフと典型的なヴィクトリアン好みである。直径5cm。