FB with fiber works 2

モデルを使って来季のモードを提案するというポワレ以降のパリモードのシステムが、既製服の製造や流行全体をも牽引するという時代はかなり長く続き(1900-1950年代)、イタリアは長くその生産拠点としての地位にあった。

ここにあるのは、主にイタリアの1950-70年代を中心にしたボタンで、合成樹脂などを使用しビーズを縫い付け風に貼り付けるなど一連のいわば手芸の合理化のような発想である。こうした発想はプラスティックボタンのデザインへも影響を与えている。糸や布のボタンは基本的に他素材より軽いこともあり、縫製テクニックも応用でき服飾の専門家に好まれるボタンである。

最後の3け、プラスティック部が5cmの大型でコードの遊びが面白い、1980年代。