GL cr China calico, stencil and for lingerie

セラミックボタンとしてノスタルジックな魅力で人気なのが、コットンキャリコ地の転写ボタン、チャイナキャリコと呼ばれる。1840年代以降、イギリスやフランスで始められドイツや、特にアメリカのマーケットで人気を誇った。白地に文様とカラー違いの楽しさがあり、より簡便なステンシルのボタンとともに基本的には実用ボタンであるがそのコレクターも多い。

下着やsmock(作業着仕事着)のボタンは、ピンワイアでディスクを固定するタイプも多い。最後、こんもりしたホイッスルタイプも実用ボタンではよく見られる。縫い糸がカヴァーされて糸切れしにくかった?(セラミックではこすれると切れやすかったのでは?)

フランスのロワール河中流のBriare(Gien窯の近く)は、1800年代にはパリに近い工業地帯であり、様々なタイプのセラミックボタンがかなり大量に製造されていた。高温で焼成され表面がガラス質に近いボタンなど、実用ボタンも多彩である。