ME Cut Steel

産業革命以降の技術の進歩によって、1700年代にイギリスOxfordshire のWoodstockで開発されたカットスティールの使用も1800年代には各国でかなりの広がりが見られるようになった。鋼鉄をリヴェットで個別に固定する本来の技術ではなく、まとめて潰したり、簡易な枠に入れ込んだり。一見カットスティールでも、裏側を見るとその加工は良い意味進化し、ある意味手抜きの普及品化の過程がわかり面白い。

サイズや色にもヴァリエーションがあり、ガラスとは異なるメタルの輝きがあるが、カットスティールはそのものをみせるというより、どちらかというと周辺を囲んだり透かしを際立たせたりと他の装飾とのコラボが重要であった。極めて小さなサイズがかなりあるので、ビーズのように扱われることも多くボタンやバックルやジュエリー一般に使用された。