ウッドボタンの特殊な例として、最初の3つは、Gutta Percha ー1800年代後半に工業用として使用されたマレーシア原産の天然ゴムの樹脂ボタンであり、固く弾性も低く木材のように見えるが、加工は緻密で美しい。
次がTsuishu-堆朱ーCinnabarとも呼ばれる。堆朱は中国由来の彫漆の技術であり、赤いものを堆朱、黒を堆黒と呼ぶ。日本でも地方ごとに異なる特徴のある伝統工芸品が作られている技法でもあり、欧米での評価が高い東洋趣味のボタンである。
竹素材はウッドとは分けて分類され少し特殊なボタンとなる。コートボタンなどではその存在感を発揮する。